頭皮環境を整えるうえで、毎日欠かさずにしてほしいのは、正しい方法で“髪”と“頭皮”をきちんと洗うということ。

「毎日きちんとシャンプーをしてきたのに、頭皮がベタつく…」
「フケやかゆみが気になる…」
「どのシャンプーを使っても、効果が実感できない…」

そんな方は、スカルプケアの基本である、毎日のシャンプーをきちんと正しい方法でケアができているか、ポイントを押さえましょう！

日々のシャンプーの正しい方法

毎日正しいシャンプーの方法で、ていねいに髪を洗い、健やかな頭皮環境を整えることでいきいきとしたハリのある美しい髪の毛を保ちましょう。

①シャンプー前のブラッシングを行う

目の粗いブラシでとかすことで、絡まっていた髪の毛をほどくだけでなく、髪の毛に付いているほこりや、抜けている髪の毛を取り除き、シャンプーをする際の指どおりが良くなります。

★シャンプーをする際に、髪の毛が絡まり、ひっかかりがあると元気な髪の毛に負担をかけてしまうことになります。ブラッシングを行うことで、１日のお仕事で疲れた頭皮のマッサージにもなります。頭皮を柔らかい状態にしてからシャンプーをしましょう。

②予洗いをする

この予洗いがとても大事です。シャンプーの前の予洗いは、「シャンプーが泡立つ程度濡らす」という方が多いです。
きちんと予洗いも「洗う」という工程のひとつとして取り入れましょう。
予洗いをきちんとすることで髪と頭皮へのダメージも軽減されます。

予洗いをする際は、ぬるま湯がおすすめです。
熱いお湯を使用すると乾燥を招いたり、老化を促進させる原因となります。36℃以下の温度での使用をオススメします。 週に１度だけ38度以上のお湯で洗うことをお薦めします。髪と地肌全体をすすいでください。

③シャンプーを塗布

手のひらに広げ軽く泡立ててから洗髪することで、頭皮への刺激を軽減します。
前後・左右・頭頂部の５か所に均等に塗布します。

④頭皮マッサージ

指の腹を使い、頭皮をマッサージするように洗います。

オススメのマッサージの順番はこちら！
後ろの生え際⇒後頭部⇒耳の後ろ⇒こめかみ⇒頭頂部⇒前頭部⇒額の生え際

⑤3分間泡パック

シャンプーを泡立てたまま、３分間泡パックし、配合成分を髪と地肌の角質層に浸透させてください。
お出かけ前など髪に素早くハリ・コシ・ツヤを与えたい方は泡パック時間を短くし、髪をよりふんわりと仕上げたい方は泡パックを長めに行ってください。

＜注意＞そのシャンプーはアミノ酸系洗浄成分をメインの洗浄剤としたスカルプシャンプーですか？

洗浄力が強すぎる石油系洗浄成分や、アルカリ性の石鹸系洗浄成分のシャンプーで泡パックをすると、逆に髪と頭皮を傷めてしまう恐れがあります。また、３分間泡パックは配合成分を髪と頭皮に浸透させる目的があるため、ザクロやダイズなど女性にとってうれしい成分が配合されていないスカルプシャンプーで泡パックしても意味がありません。
正しいシャンプーの方法はシャンプー選びの時点から始まっているので注意しましょう。

⑥すすぎ

すすぎはしっかりと！泡がなくなるまで洗い流してください。
耳の後ろや生え際などは特に念入りにすすいでください。
キレイにすすげず頭皮に残ったシャンプーは頭皮トラブルの原因になります。

 

シャンプー後は、リンス、コンディショナーまたはトリートメントをなじませます。これもぬめりがなくなるまで丁寧に洗い流すようにしてください。


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